俺様ヤンキーが恋をした!!


「……あ…」




そのとき、1人の女が目に止まった。


………泣いてる…?


その女は人気の少ない中庭の桜の木の下で、体育座りをして、膝に顔を埋めていた。




「……っ」




その瞬間、オレは走り出していた。


自分でもなんで走り出したかは分からなかった。


無意識ってヤツだった。



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