恋の傲慢⇔愛のエゴ
「勇。コイツのコト、知ってんのか?」
「知ってるてか・・・・こないだレージにラブ写メ見せてもらったばっかよ?」
ラブ写メ!?
ラブ写メ・・・
ラブしゃ・・・
円藤勇が眉尻の下がった情けない顔を先輩に向ける。
「どーいう事?俺、さとちゃんに彼女出来たって聞いて人事ながらホント、喜んだんだよ?ミワコのコトようやくふっ切ったんだって・・・俺の所為とは言わないけど、彼女に会わせたの俺だったわけだし、気にして――――――」
がしっ★
いきなり胸倉を掴まれて言葉を途切った勇は、わたしに顔を向けて
―――慄いた。
わたしはうふっ、と笑顔で訪ねた。
「・・・・ねぇ。その写真とやらのコト、もう少し詳しく聞かせてくれないか・ナ♪」