恋の傲慢⇔愛のエゴ
絶賛ハクトLOVEのわたしにみなさん顔を引きつらせる。
ドン引き、気にしない。
誰に何と言われようと好きなモノはスキなの。
好きなモノをスキと言うのに人目なんか気にしないねっ。
目からハートを舞い散らかしていたわたしは、どかっと遠慮のない衝撃で現実に引き戻された。
「起きながら夢見てんじゃねーっての。オマエの現実はオレの鞄を運ぶコトだ。ついでに昨日オレが早退した午後の数学のノート写しとけよ。」
「断固拒否る。大体、これまで私十分下僕として働いたと思いますけど!?」
「オレがモデルしてる間は下僕だっていう約束だろ。」
ふふんっと勝ち誇ったように笑うレージ。
いっそ今すぐパパラッチの餌食になればイイ。