恋の傲慢⇔愛のエゴ
小泉がグスッと鼻を啜る。
「コレで最後だって、昨日・・・。それで・・・でも、どうしても諦め切れなくて、電話したの。でも、もう、掛けてくるなって・・・・カノジョのコト本気で愛したいから、て・・・」
「・・・・」
おいおい。そりゃナシだろう。
あのサムライ野郎。
棚ボタで真昼と付き合っただけじゃ飽き足らず、
単なる当て馬ってんじゃなく本気になるとか、マヂありえねぇ。
勿論俺的には小泉にあのサムライ野郎をガッシリ掴まえとけっと言いたいトコロなんだが。
「どーでもいいわ。アンタってイラつくし。」