恋の傲慢⇔愛のエゴ

小泉が涙を堪えてぎゅうっと唇を噛む。




その姿ダケ見りゃいじましいと言えなくもねぇけど。





沖野が見捨てらんネぇって、こういう姿にほだされんのかもしれねぇけどな。











オレならこんな女に惚れねぇ。



真昼は強くて、強くて、強くて、強い。



男に泣いて縋って生きるとかぜってぇありえねぇ。



その強さに、憧れて、惹かれる。










・・・まぁ、
その強さの所為で、中々落とせないってのもあるワケだけど。


・・・うん。真昼に至っては、
もうちょっと甘えん坊サンでイイと思うぞ。


俺限定で。





< 159 / 213 >

この作品をシェア

pagetop