恋の傲慢⇔愛のエゴ
てか、リサと広夢の他にも声が重なったんですけど?
どうやらデカイ声で騒いでいた所為で周囲のヤツ等にも聞こえていたらしい。
恐る恐ると言いたげにクラスメートが寄ってきて控えめに質問してきた。
「倉田さんて、マトモに恋愛する気あったんだ?」
「てか、現実ってものからリタイヤしていたわけじゃないんだ・・・」
・・・現実からリタイヤしたわたしは一体どこで生きていたんでしょーか。
「ミーハーはわたしの生き甲斐で人生!だけど、それとパラレルにわたしは堅実な公務員の旦那を捕まえ、平凡かつ安定した低刺激の人生を送んの。
わたしの人生設計に何か文句がおあり?」