恋の傲慢⇔愛のエゴ
「つーか、オマエ、何でさっきっからオレの顔見ねぇんだよ。」
ぎくっと肩を上げてあからさまに顔を背けようとする広夢。
顎を掴んで無理矢理コッチ向かすけど、
すい~と視線を外された。ムカっ。
「隠し事があるなら今すぐ言え。じゃないと、死刑。」
「ぅぅ・・・・」
観念したように広夢が溜息混じりに話しだした。
さっき真昼が恋愛願望を公にしたコトで、クラスメート(ほぼ男子)が色めき立っている、コト、とか。