恋の傲慢⇔愛のエゴ







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小学校に入ったばっかの頃、



レージのお母さんが亡くなった。





長い闘病生活だったのでとうとうその時が来たか、という気構えはあったけど。






『あ~・・・晩飯いつ食えっかな・・・』





夜になり、帰って行く遠方の親戚なんかに挨拶するオジサンを眺めながら、レージが疲れ切ったように呟いた。





確かに通夜から納骨まで大人でも過酷なセレモニーがようやく終わって疲れたってのはあるんだろーけどさ・・・。












『泣きなさいよ。』










わたしの命令にレージは『は?』と言う顔をして見せた。

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