恋の傲慢⇔愛のエゴ

下あごよ、砕けろとばかりに頬を握ってくる会長に対し、わたしも耳を千切る覚悟で応戦。







ふはっ!






「あははは!イーよ!サイコー!ファンの差し入れでコロッケって、は、初めてだぁ!しかも密かにメンチカツとか、ガッツリ肉系つの!」





・・・えーと、
誰でしょうか、
この腹を抱えて笑い転げているバカ面の男は・・・。








「勇っ!」




「ふひっ、ふはははっ、ごめ・・・て!ムリッ・・・ツボッ、た・・・・」






冷血無感のクール王子が・・・・



冷徹・氷像の勇様が・・・・・






脳内で氷像勇が巨大ハンマーでかち割られるのと同時に、わたしも足元からガラガラと崩れ、一吹きの風により寂しく散った。








サンタさんがパパだと知った時以上のショッーク!!!

< 98 / 213 >

この作品をシェア

pagetop