君とボールと僕


紗綾「今帰りました。」

理英子「呉羽ちゃんおかえりなさーい!
学校どうだった?!
呉羽ちゃんの環境と違うかから戸惑わなかった?」

紗綾「えぇ、確かに戸惑うところはたくさんありましたけど…
楽しいかったですわ。お友達もできましたし!」

理英子「それはよかったわ!呉羽ちゃんに何かあったら神山さんにご心配かけてしまうし…さ、まずお風呂でも行ってらっしゃい。」

紗綾「はい。ありがとうございます…あと、せっかく理英子さんや智晴さんがつけてくれた名前なんで呉羽じゃなくて紗綾で読んでください。」

理英子「く、呉羽ちゃん…ありがとうー!そうするね!」

理英子さんは感動屋さんですわね!

そうです。家をでて、2ヶ月。
私はおジジ(神山)に頼んでここ橘家に住まわせて貰ってます。
橘智晴さんはおジジの知り合いで橘家は智晴さんの奥様理英子さんとひとり息子の英晴くんの3人です。
ちなみに英晴くん(はるくん)は中学3年せいです。
父様や母様はいま海外にいらっしゃるからおジジしか私の居場所はしりませんの。

でも、父様の力だとすぐみつかるわ。
だから日本にいないあいだだけでも…


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