たとえば私がとなりに座ったら


ーーーーーーーーーーー………

「あの…夏はお好きですかっ⁉」





「え…と、暑いので少し苦手ですけど、それが何か?」

可愛く首を傾げて美人さんは意味が分からないような顔をした


「にがて…ですか」


何が良い案なのよ馬鹿修兄

夏が嫌いな場合なんて考えてなかったじゃない‼

内心ここにはいない修兄に悪態ついた

そもそも…修兄から聞いた良い案とは



「夏が好きなら海が好きなはずだ‼その勢いで海に誘い、オッケーが出てついでに連絡先も聞けるという名付けて一石二鳥作戦‼」

「キャー‼修ちゃん格好良いし頭いいっ‼‼」

もちろん、最後の賞賛の言葉は紫乃ちゃん

私は修兄の作戦といい、ネーミングセンスといい…その阿呆さ加減に呆れてものも言えない



< 31 / 73 >

この作品をシェア

pagetop