立ち上がれ!!!!
「ねー、みんな・・・
羽橋さんに教えてあげよ!!
このクラスで邪魔なのは誰か!」
さあやが教卓でそう叫ぶ。
「ぎゃはは! 最高だな、おい!」
夏樹はそう言ってアクセを揺らす。
「な?お前ら?」
さあやが最後の確認をする。
クラスの奴らは声を上げた。
「おうッ」
「うんうん」
「おっけぇー」
あぁ
うらぎり。
裏切り。
羽橋 京華はこの時、何をおもったのだろうか。
夏樹は手をたたきだした。
「じゃーま!じゃーま!」