立ち上がれ!!!!
章サイド
もう・・・嫌や・・・・・・・・・・・・・・
もう、嫌なんや・・・!!
そう思ってしまうと、目には涙があふれてきて。
こんな顔、さあや達に見せられへん。
「ごめん!
ウチちょっと保健室行ってくるわ!!」
明るく、ただ笑ってそう言う。
「サボりかよー、章?」
夏樹が笑いながら指さしてくる。
「おー、後で戻ってこいよー?」
さあやが手をひらひら振りながら言ってくれる。
うちはまだ・・・
いじめられへん、みたいやな・・・。
心のどこかで納得して、
「わかってるわ!」
そうふざけたように笑って、うちは教室を出た。