立ち上がれ!!!!
「私は、花のような思いをしてる子の代わりになるだけよ」
いつものように、ただ冷たい顔で、羽橋 京華は言い放った。
でも。
そんなのは
辛すぎるじゃないか。
一人ですべてを背負って誰かが羽橋 京華の行動の真意に気づいてくれるのか?
「じゃ、私授業に戻るから」
そう言いながらすたすたと歩いていく羽橋 京華の手を、うちは掴んだ。
「・・・なんでやねん!?
お前も・・・花とおんなじようになるだけやねんぞ!?」
うちはこらえきれず頬からは涙が伝わり始めて。
羽橋 京華は少し微笑する。