イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「先に家の中に入ったほうが勝ち! ミソラの負け〜」

「あー! 後付けルール!」


二人で笑いながら一緒に靴を脱いでいると、美咲姉ちゃんが出てきた。


「お帰り〜。

ありがと、ミソラ。公園暑くなかった?」

「まぁね、でも空気がカラッとしてたから気持ちよかった」


そう、あたしは公園で拓海と遊んで帰ってきたところ。


「汗かいちゃった。ちょっとシャワーするね」


気持ちのよい汗を流す。


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お昼ごはんを食べながら、あたしは口を開いた。


「ねえ美咲姉ちゃん。

今日帰るんだよね?

次来れるのはいつ?」

「うーん、お盆の頃かなぁ……。

ちょっと遠くなると、なかなか気軽に帰ってこれなくて……」
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