イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「……?」
そしてそれを、無言であたしに差し出す。
「え、何? もらっていいの?」
手にとったそれは、白い、シリコンのような伸びるやわらかいものでできた輪っか。
見た目よりはずしりと重い。
「何? これ」
ひっくり返して眺めるあたしを見て、無言で手首を指し示す。
「リストバンド?」
どぎまぎしながら、あたしはそれを腕に着けてみた。
見た目よりもずいぶん伸びるのに、手首にはめるとピタッと吸い付くようにフィットする。
それを見てにっこり笑うと、天使は満足げにゆっくり立ち上がった。
(え、何? 何なの――?)
指輪は愛の証だけど、リストバンドって何か意味あったっけ?
この天使のような男の子と、あたしの間に……?
そしてそれを、無言であたしに差し出す。
「え、何? もらっていいの?」
手にとったそれは、白い、シリコンのような伸びるやわらかいものでできた輪っか。
見た目よりはずしりと重い。
「何? これ」
ひっくり返して眺めるあたしを見て、無言で手首を指し示す。
「リストバンド?」
どぎまぎしながら、あたしはそれを腕に着けてみた。
見た目よりもずいぶん伸びるのに、手首にはめるとピタッと吸い付くようにフィットする。
それを見てにっこり笑うと、天使は満足げにゆっくり立ち上がった。
(え、何? 何なの――?)
指輪は愛の証だけど、リストバンドって何か意味あったっけ?
この天使のような男の子と、あたしの間に……?