イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
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そう。
あたしはお父さんとお母さんの本当の子じゃない。
それを知ったのは、美咲お姉ちゃんが亡くなったときだった。
夜中、お父さんにわんわん泣きながら話してるお母さんの声を聞いてしまったから。
「わたしたちの血のつながった子は、もういなくなってしまった」
動揺しちゃって、ちゃんと覚えてないけど、ひとことで言えばそういうこと。
確かに、どっちにも全然似てないって思ってたんだ。
あたしの髪の色はすごく薄いし、くりくりの天然パーマ。
顔立ちも全然似てない。
そばかすだらけのやたら白い肌、薄い眼の色。違いすぎるもん。
まさかね、なんてちらっと思ってはいたけれど。
本当にお父さんとお母さんの子じゃないって知ったときは、世界がひっくり返るようなショックを受けた。
でも。
あたしには拓海がいた。
あたしの心の支えだったんだ。
そう。
あたしはお父さんとお母さんの本当の子じゃない。
それを知ったのは、美咲お姉ちゃんが亡くなったときだった。
夜中、お父さんにわんわん泣きながら話してるお母さんの声を聞いてしまったから。
「わたしたちの血のつながった子は、もういなくなってしまった」
動揺しちゃって、ちゃんと覚えてないけど、ひとことで言えばそういうこと。
確かに、どっちにも全然似てないって思ってたんだ。
あたしの髪の色はすごく薄いし、くりくりの天然パーマ。
顔立ちも全然似てない。
そばかすだらけのやたら白い肌、薄い眼の色。違いすぎるもん。
まさかね、なんてちらっと思ってはいたけれど。
本当にお父さんとお母さんの子じゃないって知ったときは、世界がひっくり返るようなショックを受けた。
でも。
あたしには拓海がいた。
あたしの心の支えだったんだ。