イノセント・ラヴァー *もう一度、キミと*
「ああ、これ戻しとくわ」
気の乗らない、いかにもだるそうな声がして。
手は、あたしの頭上をかるがると超えて、ぎゅうぎゅうの本棚に片手で器用に本を差し込んだ。
「あ、すみませ……」
後ろを振り返ったあたしは。
思わず口をあんぐり開けてた。
(わ、何だこの人……)
”いかにも”なイケメン。
ジャニーズみたいな髪型にキメた長めの茶色い髪。
目を惹く、ちょっと日本人離れした派手な顔立ち。
耳たぶに光るピアス。
場違い、と言ったら本屋さんに悪いかな。
味気ない黒い本屋のエプロンがずいぶんセクシーに見えるよ。
年はたぶん24、5歳ってところかな。
気の乗らない、いかにもだるそうな声がして。
手は、あたしの頭上をかるがると超えて、ぎゅうぎゅうの本棚に片手で器用に本を差し込んだ。
「あ、すみませ……」
後ろを振り返ったあたしは。
思わず口をあんぐり開けてた。
(わ、何だこの人……)
”いかにも”なイケメン。
ジャニーズみたいな髪型にキメた長めの茶色い髪。
目を惹く、ちょっと日本人離れした派手な顔立ち。
耳たぶに光るピアス。
場違い、と言ったら本屋さんに悪いかな。
味気ない黒い本屋のエプロンがずいぶんセクシーに見えるよ。
年はたぶん24、5歳ってところかな。