向日葵の咲く家
…迷惑だとは、ちゃんとわかっている。

いつものように家に行き、2、3時間したら帰る。


常識知らずもほどほどにしなきゃ駄目なことも、
痛いほどにわかっている。


でも私は、
あの家には帰りたくない。

できることなら、
ゆうくんの家に
ずっと居たい。


泣きたくなるくらいに温かいこの家に、
ずっとずっと、居たいよ…。





「…お邪魔します。すみません…、毎日毎日…」

「気にしないで良いのよ?娘が出来たみたいで嬉しいわ」



ニコニコ笑うゆうくんママ。

こんなお母さんの娘になりたかった。
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