不気子ちゃん
不気子も直子もクラスで浮いた存在であった。

「同じ穴のムジナか…」

直子はぽつりとそう呟いていた。



「……。」


不気子に言っても何の反応も無い。


…ふんっ
黙って居ればただの美少女だものね。
今度はみんなの前であの奇怪な行動取らないかしら。

心の中で直子はそう願って居た。


< 10 / 60 >

この作品をシェア

pagetop