不気子ちゃん

モノノケの癖に
モノノケの癖に
モノノケの癖に…


直子は嫉妬に狂った。モノノケと見下し優越感に浸りながら人間に溶け込みのうのうと学校へ通う不気子に嫉妬した。


その仮面の下は獣じゃないさ

私より醜い獣、モノノケ
蛙を喰らう獣、悪魔の子


私はこのモノノケより醜くないのだ

そういい聞かせ理性を保っていた。