不気子ちゃん
ふと足元を見ると黒猫が一匹「ニャア」と鳴いた。

「ねぇ、どうして私ばかりこんな目に合うんだろう…どうして?」

「何か悪い事した?この顔がいけないのなら産まれ持った不運の持ち主なんだね神様は皆、平等に作ったっていうけどあれは嘘だ!」

気付くと黒猫に話しかけていた。

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