不気子ちゃん
憎悪
学校に着いた直子はまた嫌な予感がした。

黒い視線

背筋に冷たく突き刺さる


足が前に進まない。


まるで金縛りにあったかのよう…

――苦しい。

助けて‥助けて‥クロ助けて…。不気子…助けて

はぁはぁ…


言葉にもならず心の中で叫んだ。
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