不気子ちゃん
…ふと時計を見るととっくに授業が始まる時間だったはずの時間が一時間前に戻っている。


「……え?時間が戻ってる?!」

時計の針が逆戻りした?
時計が壊れてる?

これも不気子のせい?


私は怖くなり隠れていたロッカーから出ようと扉を押すがいくら開けようとしても開かない。


「……助けて!!」

「不気子ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…!」


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