不気子ちゃん
祈るように何度も何度も繰り返した

「……ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい」


するとまた扉がガラリと空いて誰かが入ってきた。


「…先生?!」


直子の担任の先生だった


安堵に変わり助けを呼ぼうと声を出そうとするが声にならない。


ダメだ…また金縛りだ


なんとか気づいて貰ってここから出して貰わないと…

「……ん?先生何やってるんだろう」



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