甘く、優しく。

先輩の目と震えた手を見ていると
なんだか嫌とは言えず、されるがままだった。

「ん・・はぁ」

最後に長いキスを私にした先輩は、
さっさと服を着て、立ち上がる。

そして部屋のドアノブを手に掛けてて、

「俺たち付き合ってるんだから、
こういう行為をするのは普通だよな?」

何も言えなかった。
初めて先輩が私を彼女っていう風に
受け入れてくれた気がしたから。

「そうですね・・。」

「それじゃあ、また明日な。」

そう言い残して、先輩は部屋をあとにした。

私は、服を着替えて家に帰った。
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