愛をください


学校につきクラスに向かい
机の上にカバンを置く

詩たちはもう来ていた

詩、舞、亜由に
日曜日のことを報告する

これはいつもの日課になっていた。

「彩、ほんまよぉやるなぁー笑」

自分でもそう思うよ。
でも、好きやもん
最低な近づき方かもしれんけどさ…


その日のお昼休み

詩から驚くことを聞いた。

「彩、翔の彼女わかったよ」

そう言って携帯を渡してくる

その携帯には女の子が2人
写っているプリクラ

「その右の子、翔の彼女だってー」

「うそっ?!」

うちは空いた口が閉じなかった。

それはまぎれもなく
あの子だった

毎朝、途中の駅から乗ってくる
あの可愛らしい女の子
そして…同じ学校の子だった
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