「お誕生日おめでとう」

それでも、こいつが何か困っていたり泣いていたりする時は、他の誰でもなく、俺が1番傍に居てあげたい……そう思う。



こいつの無邪気な笑顔を、ずっと傍で見守っていたい……そう思う。



「ねぇねぇ、昭」

俺の目の前で、真輝は手をヒラヒラと振っていた。



「どうしたの? ボーっとして」



あっ。


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