ひざまくら と 耳掃除 ~from ネコ彼。~ *密フェチ*
 


「…うはっ」



急に聞こえてきた彼の声に、私は咄嗟に耳から両手を離した。



「えっ?ご、ごめん!痛かった!?」



彼は耳を押さえて、コロンと頭を動かし、私の顔を見上げる。



「……その触り方、くすぐったいよ」



彼はそう言って、ふにゃっと柔らかく笑った。


 
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