六花の翼〈リッカ ノ ツバサ〉【完】
「そんな事を言ってるんじゃなくて、
あたし達はあんたの食事の心配をしてるんでしょーが」
「心配など、無用だ。
俺は今までどこへ派遣されても、自分一人で生活してきた」
「ああもう、じゃあいいわよ!
まりあ、こんなのほっといて行こう!」
途中まで大人だった清良も、とうとうキレてしまった。
そんなわけであたしと清良と太一は仲良く3人でそれぞれ自転車をこぎ、スーパーへ向かった。