それでも貴方が大好きです
『游李…?』
『ん?誰?』
『游李だよな?』
『そうだけどアナタは?』
『やっぱり覚えてないのか…』
『じゃぁいいや必ずあうから…』
誰?だれなの?
『じゃあな游李?バイバイ…』
待って待って!!だれなの!?
どこか懐かしい顔――――――
『きー君!!――――』
私がきー君と呼んだ人はどこかに手を振りながら消えてった…
「 り?…うり!?游李!!…」
ん?誰か呼んでる?
「んー?」
「んー?じゃねぇよ!?」
パチパチ…
誰かの顔が浮かんだ。
慶吾くん…?
「慶吾、く…ん?」
「ん…やっと起きたか…」
「やっと起きたかったかって何回も起こしたの!?」
「あぁ何回もな?」
どっどうしよう!
とりあえず謝らなきゃ!!
「ごっごめんねっ?」