それでも貴方が大好きです
みんなはそれを親に言ってこういったんだ…
『お前は暴走族の子供。恐ろしい恐ろしい』
そう言って避けられた。
他には、『あんな汚い暴走族の子供なんかに近づいてはいけませんよ!!』
1人の大好きだった友達親友も親に逆らえなくて転校した。
だから思ったんだ…
なんで生まれてきた意味あるんだろうか?
生まれてきて幸せを感じた人はいたのだろうか?
父親だって俺を生んで後悔してるかもしれない。
そんな気を紛らわせるためケンカで強くなった。
ひたすら師匠と呼んでいる人に強くしてもらった。
悲しい事実を逃避した。
俺はまだ気づいてはいなかった。
俺と游李が悲しい目にあうなんて…
―――――――
全然気付きもしなかった――――――――