“神様もう少しだけ時間を・・・”
タイトル未編集

初めて彼と出会った日。



【ノゾミ】



初めて彼と会ったのは5歳の頃。


“恋”が何かもまだ分かっていない私


私は小さい頃から体が弱く


病院で入院しながら生活していた。


この日2週間に1度の検査の日だった。


『先生~?どうして私は幼稚園にいけないの?


れみちゃんたちはみんないってるよぉ。?


望来年はもう小学生になるんだよ~?』


私は担当の相沢(アイザワ)先生に聞いた。


「そぉだなぁ~。望がもう少し


元気になったら行けるぞぉ~!!だから


頑張って早く元気になろうな?」


『うん!注射痛いけど我慢するね!お薬苦いけど


頑張っていーっぱいのむ!!』


「おぅ!がんばれよ!あっそうだ望ぃ今日はな


望と一緒の病棟に新しい友達がふえるぞぉ~


たしか隼人くんだったかな?望と一緒の年だ。」


『本当!?やったぁ!!隼人くんかぁ


望と友達なってくれるかなぁ~?』


「大丈夫。大丈夫。さぁ。もう戻っていいぞ」


『分かったぁ~。先生ばいばい~。』


この病院には子供は私しかいなくて


後はおばあちゃんたちだった。だから私は


友達が増えることが嬉しくて仕方がなかった。


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