CALL ME,CALL ME
「だ、駄目だよ…!」
「何で?誘ったのは先輩でしょ」
「(…誘ってない!!)」
私の首筋に唇を這わせ、耳元で言葉が投げかけられる。
瞬間、まるで雷に打たれたみたく、足の爪先から頭のてっぺんまで痺れが走る。膝が震えて、思わず彼のスーツをギュッと握りしめた。
「先輩、相変わらずだね」
くつくつと笑う憎たらしい男。
上擦った喉から溢れそうになる声を耐えるべく、必死に唇を噛み締める。
流されちゃ駄目。
彼の容赦ない愛撫に粟立つ肌。身体の奥からじわじわと熱が帯びていく。本当にここでセックスする気?
彼の声は、いとも簡単に理性を崩そうとする。
首を横に振れば、彼はその整った顔を吐息がかかる程近くに寄せた。
そして――