届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「宿題して、いい子にしているんだぞ。」
そう言うと、ポンと優しく頭をなでた。
「いい子にしてたら、早く帰ってきてくれる?」
不満顔で、お兄ちゃんを見上げた。
「そうだな。」
クスッと笑うと、そのままエレベータに乗って。
どこかに行っちゃった。
「いいも~んだ!!」
エレベータに向かって、ふくれっつらをして。
フイッと方向転換。
いいもん。
お兄ちゃんがそう言うんだったら。
あたしだって…。
お兄ちゃんにヤキモチ妬かせてやるんだから!!
今日は、本当の目的はそれなんだから。
…たしか、うちの病院。
お兄ちゃんだけじゃなくて。
イケメンで有名な看護師さんがいるんだ。
小児科で、お母さま達のアイドルらしくて。
顔を見たさに病院にくる人までいるって噂。
だけど。