届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「なんで?凄くキレイな人じゃん。」
そんなに慌てるような関係の人?
って…もしかして。
「そうか!元カノだ!!」
霧生くんの隠した写真に、ピシッと指差した。
「…そうだよ。」
ガックリと肩を落としながら。
ピクリと眉をゆがめた。
さっき、ファミレスで話してくれた最近別れた彼女。
それは、見られたくなかったよね?
フラれたとか言ってたし。
小さく体を左右に揺らしながら、霧生くんの隠した写真を見ようとした。
霧生くんの元カノってだけで、どんな人だか気になるけど。
それだけじゃなくて。
「あたし、この人どこかで会ったような…。」
ポツリとつぶやいた。