届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「携帯なんかどうしたの?」

キョトンとした顔で目の前の携帯を見た。

「ほら、帰りが遅かったりすると色々と危ないだろ?何かあったり、遅くなりそうな時や寂しいときは連絡しろ。」

「うん!!ありがとう。」

これで、いつでもお兄ちゃんと繋がっていられる。

霧生くんとも連絡が取りやすくなる。

お兄ちゃんから携帯を受け取ると

『ありがとう(≧з≦)ノ☆』

早速、メールを送ってみた。

『最近、実習とかで忙しくて、寂しくさせてごめんな。』

目の前にいるのに、メールで返してくれた。

『大丈夫♪恋の救世主してるから!!』

『成功するといいな。くれぐれも、相手の男が好きになって浮気はするなよ!!』

『それはないよ(笑)だって、お兄ちゃん大好きだもん(*^з^*)「☆CHU☆』

「あぁ~、キスは本物が良かったな。」

お兄ちゃんがメールを読んでクスッと笑った。

「だって…」

どうしていいか分らなくて。

少し口がとがった。

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