届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

「ごめん。ごめん。」

そう言って笑いながら、優しくキスをしてくれた。

お兄ちゃんのキスは優しくて。

体中がビリッとしびれるみたい。

そのまま寝転がったベッドの上。

ヒンヤリとした感覚が、一層、体の神経を刺激するみたいで。

お兄ちゃんの肩に触れていた手に力が入る。

徐々に深くなるキス。

なのに…あたしの体に優しくふれる指先。

それだけで切なくて、カラダが勝手におかしくなってしまいそう。

この先を欲しがるかのように。

ギュッとお兄ちゃんのクビにしがみつく。

もっと…

もっと、お兄ちゃんに触れて欲しい。

カラダ中が、燃えるように熱くなって。

お兄ちゃんの指が、ゆっくりと下腹部へ下りてゆく。

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