届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
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本当にコンビニのお兄さんの家は近かった。
コンビニから歩いて3分。
少し古めかしいけど、普通の2階建てのアパートだった。
なんか…
霧生くんが住んでいたアパートを思い出す。
微かに緩んだ口元を引き締めて。
音を立てないように、忍び足で階段を上がると2階の真ん中の部屋の前に立った。
チラッと見上げた表札。
部屋の番号だけで、名前は書かれてない。
恐る恐る周りを見渡し、ゆっくりと鍵を開けてドアを開いた。
そ~と中を見ながらドアを開けると、ワンルームの部屋。
カーテンのかかっていないベランダの窓から、月明かりが部屋の中を照らしている。
ダンボールがそこらじゅうに置いてある。
本当に引っ越してきたばかりだったんだ。
お兄さんの言っていたことは本当っぽいけど。
まだ安心できない。
どこかに誰かが隠れているかもしれないから。
ゆ~っくり歩いて部屋の中に入る。
バンッ!!!!
勢いよくトイレのドアを開けた。