届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「れっきとした中学生ですけど!?」
眉をゆがめながら、にらみつけるように尚吾の顔を見た。
「あぁ…」
一気にへこんだかと思うと、急にポケットから携帯を取りだすと、なにやらピコピコ始めて。
「何やってるんだよ?」
イケメン君が携帯の画面をのぞき込んだ。
「じゃ~ん!!!紗羽が18歳の時、オレは21歳。問題なし。」
そう言いながら見せた携帯の画面。
電卓機能で、必死に100歳まで計算した画面が出ている。
「…だから?」
呆れるしかない。
100歳まで計算する意味が分からない。
「3歳くらい、どうって事ないでしょ?」
ニッコリ笑うその顔が、無邪気に見えてしまったけど。
ハアッと深いため息しか出てこない。
結局、その日、1日なんだかんだと理由を付けられて。
尚吾達に付きまとわれた。
でも、イケメン君改め秀は本当にいい人だと思った。
だって一生懸命、尚吾をからかってくれていて。
あたしも、それを見て爆笑して。
久しぶりに笑いっぱなしの1日になった。