届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
急いでソファから脱出すると、フロアのドアノブに手をかけ
「最低っ~!!!!」
吐き捨てて出て行った。
急いで階段を下りて行きながら、恐怖に襲われていた。
あたしの体は、普通じゃないんだ!!!
ホテルまで泣きたい自分を抑えながら、必死に走って行った。
部屋につくなり、ドアに背中をもたらせて大きな声で泣いた。
自分自身が許せなかっただけじゃない。
こんな体になってしまってる自分が、汚く思えて仕方なかった。
あの時、霧生くんの顔が浮かばなければ、またお兄ちゃんの時みたいに泥沼に浸かってしまう所だった。
これ以上、汚れたくなんてない。
もしもね…。
霧生くんに会えるような奇跡が起きた時。
あたしは汚れていたくなんてない。
ニッコリとひまわりのように、輝いた笑顔で会いたいから。