届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「は~い。お話タイム終ぅ~了ぉ!!!!」
男の後ろからパンパンっと手を叩きながら、尚吾が話を割って入ってきた。
「何やってんのよ!?勝手に、終わりにしないでよ!!!」
ビックリしただけじゃない。
話をさえぎられたことに眉をゆがめた。
「なにって…いつもの行動。」
ニッコリと笑っているけど、その笑顔が怒りを膨張させる。
「はぁ~あ??いつも誰かの話をさえぎるんだ?」
ムッと口をとがらせながら、冷たく尚吾の顔をにらんだ。
「愛する人が他の男と話してて嫌だろ?やっぱり、オレには優しくないじゃん。」
あご元に人差し指を当てると、ネジネジと動かして。
寂しそうに口をとがらせながら、尚吾の後ろで女の子とイチャついている秀に目で援護を頼んでいる。
「あ~はいはい。まあ、取り合えずあっちに行きましょ。」
秀が奥の扉を指し歩き出した。
気になってはいたけど…扉の向こうには、どんなモノがあるの?
少し不安だった。
尚吾達の後を歩きながら、ゴクリと息を飲んだ。