届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
『件名 約束
本文---
学校行く事。
家に帰ること。
犯罪はしない事!!』
「なに?これ!!」
メールを見て絶叫。
「お約束する事。」
ジッと、あたしをにらんでいる。
「…お家はイヤ。」
ボソッとつぶやいた。
「ダメ!!!じゃなきゃ、携帯取り上げるぞ?」
「う…。」
霧生くんから目をそらした。
そして、メールの返信画面を開いた。
『件名 お約束
本文----
できるように努力します(>д<)>』
送信を押すと、霧生くんの顔をうかがうように見た。
「フゥ~…。」
受信メールを見て深いため息をついて、呆れた顔をした。
「…ってわけで、今夜は泊めてね。」
かわいくおねだり。
「……ったく。」
ガックリと肩を落として、霧生くんは呆れ顔になった。
「だって、イロイロ聞きたいじゃん?」
「聞きたいって何を?」
「仕事の事とか、今まで何していたとか。」
「仕事は…人に言えないこと………今まで、お前を忘れるのに、精一杯だった。」
真剣な眼差しであたしを見ると、あたしのあごに手をあて、親指でゆっくりと唇をなぞった。
急な出来事にビックリして動けない。
ドキン!!
ドキン!!
顔がカーッと熱く真っ赤になっていくのが分る。
「き…霧生…くん……?」
ビックリして声が震えている。