届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

しかも、外科の医局とかきちゃって。

こっそりと女の人を探してる。

自分でも何でこんな行動してるか分かんないけど。

ドアの隙間からジッと中をのぞいて。

…あの人か。

昨日、お兄ちゃんが話してたすっごい美人の研修医。

確かに…。

まるで女優さんみたい。

スラッとして長い髪を後ろで束ねて。

ピンとした背筋。

本物の美人だ。

「冬槻先生。」

「はい。」

へぇ…冬槻って言うんだ。

中から聞こえる会話まで盗み聞き。

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