届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「明日の歓迎会なんですけど。」
今話しかけたドクター、すっごい鼻の下伸びてる。
美人だからでしょ。
「お~い、冬槻先生は彼氏がいるんだから。忙しい時間の合間にデートだってしたいでしょ?気を使ってあげたら?」
なんて、書類を抱えた看護師さんが笑ってる。
彼氏…いたんだ。
そうわかった瞬間。
心の中の破片が溶けていくみたいに。
スウッと気持ちがよくなって。
急いで家に帰って。
お兄ちゃんと買い物行って。
ミシュラン5つ星のレストランに連れて行ってもらって。
テンションあがりっぱなしだった。
だけど…