届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
『件名 今日は
本文 ---
今日は、遅いのですか?』
いつも心配してメールくれる。
今まで誰にも、そんな事なんてされたことなかったから。
少し戸惑っていたけど、なんか嬉しかった。
『件名 ごめんなさい
本文 ---
尚吾達とGにいます(>д<)』
完結に返信した。
『件名 (^∀^)v
本文---
尚吾君と一緒なら大丈夫ね!!
楽しんで来てね♪
先に寝ています。』
いつも、尚吾と一緒ならお姉さんは何も言わなかった。
むしろ、喜んでいるかも…。
付き合っているとか、そんなんじゃないのだけど。
あたしの気持を見抜いているから?
「ゆっくりでいいの。あせっちゃダメよ。」
お姉さんがいつもあたしの事を心配して、言ってくれる言葉。
その言葉に、あたしの気持は助けられていた。
尚吾を好きなのか?
でも、好きになるのを怖がっている自分。
その狭間(はざま)で、いつも揺れているから。
「どうした?誰からメール?」
尚吾が背中から、酔っ払って携帯を覗き込んできた。
「うん。お姉さん。先に寝ているって。」
「…ふ~ん。」
後ろからあたしにうな垂れた瞬間
「チョット!!どさくさに紛れて、何やっていんのよ!?」
あたしの大声が、部屋中に響いた。
みんなが、一斉にあたしに注目。
「どうしたんですか?」
晶は不安そうな顔をしながらこっちに振り返った。