届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

一番奥の使っていない部屋に入ると、ミュウと向かい合ってソファに座った。

「ねぇ、ミュウちゃんだっけ?こんな所で、何しているの?」

「…。」

ポカンと口を開けたまま、首を横に傾けた。

「…あぁ、あたしは…。」

言い掛けた時。

「あの…尚吾くんの彼女ですよね?」

甘ったるい口調だけど。

その内容は激辛だった。

「あ………………。」

口がパクパクしてうまく喋れない。

あたしが尚吾の彼女!?

いつからそうなっていたの?

「違うんですか?」

「違います!!」

甘ったるい感じのミュウに、キッパリと否定した。

「あれ?噂では、尚吾くんの彼女って…。」

マイペースなのか?

天然を思わせるようなゆっくりな話し方。

「みんなの勘違い。」

ハアッと大きなため息をついた。

「そうなんですか。」

テキパキしたあたしの口調なのに、ミュウと話していると甘ったるい感じのホンワカした気持ちになる。

「あたしは、綾瀬唯。ミュウちゃんは、ここでなにしているの?」

ミュウの目を見て、ハッキリと聞いた。

「セックスです。」

衝撃的な発言。

しかも、真顔で答えているし…。

12歳が、セックスなんて!!

『G』には、そんな子なんていっぱいいるから普通かな?

いや、マズイでしょ…。

「なんで、こんな所にいるのかな?」

心の中は驚きながらも、顔は平常をなんとか保っている。
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