届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…
「違うって。いつもなら、抵抗するから。罰ゲームで、ハメられてるみたい…。」
「今日は、尚吾の全てが欲しいと思っただけ。」
甘えた口調で、首に腕をまわす。
「…そっか。」
照れ笑いしながら、また優しくキスをしてきた。
尚吾の熱い舌が差し込まれると、カッ!!と体の奥から全身が熱くなった。
あたしも両手で尚吾に抱きついた。
ぴちゃ…ぴちゃ…
貪り合う唇のすき間から。
2人の混じりあう唾液の音が部屋の中に響いた。
たくし上げられたドルマンニット。
熱のこもった尚吾の唇が、肌をはうように下腹部に降りて行く。
肌へとあてられた熱がしみ込んでいくみたいに。
あたしの体の芯まで火照っている。
「……んっ……。」
甘い声が熱を持った呼吸と一緒に漏れて行く。
背中に回った手は、迷うことなくブラジャーのホックを外した。
指先1つ1つの動きが、溶けるようにうずいてしびれていく感覚。
気持ちのよさに意識が溶けてしまいそうなくらい。
徐々にまぶたがトロンと落ちて行く。
デニムのショートパンツと一緒に脱がされた下着。
尚吾の筋肉の浮いた腕が、あたしの太ももを押し広げ。
ツウウウウ…ッと、内腿を舌先でつたい落ちる。
「そこは…ダメッ…!!」
ピリッと内腿に走る電流にビックリして。
尚吾の頭を掌で押しのけようとした。
「どうして?」
意地悪そうな顔をして、笑っている。