届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ…

強く抱きしめられると、呼吸もさせてくれないかのように重なる唇。

激しく尚吾の舌が絡まってくる。

「……う……んぁ…。」

甘くて小さな声が、あたしの口から漏れる。

温かく柔らかい唇が…。

顔が…。

体が…。

熱を帯びて熱くなっていく。

ビリビリッ！！

唇から腰にかけて、一気に電流のように甘いシビレが走り抜ける。

その電流が、腰で溜まって渦を巻いて足に力が入らなくなる。

尚吾の強い腕に支えられていなければ、立っていられない。

抵抗しようとする腕さえ、力が抜けていく。

頭の中が無色になっちゃう。

「もう、絶対はなさねぇ。」

体中が熱くてドキドキしすぎて…。


ボー然とするあたしの耳に、力強い尚吾の声が聞こえた。