てめえのことなんて、ぜんぜん好きじゃねえからな!
本当だ。 嘘ではない。 俺は裏では 変な奴らとたまにつるむけど、





俺から仕掛けたケンカは一度もない。





ちなみに、俺が負けたことも一度もない。










よく自分で思う。


俺は生意気な人間だって。
いつも 人のこと を見下して

顔の表情がどんなに変わっても、心の中ではいつも クスクスと笑っている。







俺が本当の自分を人前に出したら、多分誰も 俺に寄ってこないだろう。


でも、俺は 頭がいい方だ。 おかげで 生徒会長にも慣れた。 人間は嫌いだが、扱いは簡単だ。



今まで通り テキトーにやればいい。










だから 俺はこんなにあいつを すきになるとは思わなかった。












< 3 / 4 >

この作品をシェア

pagetop